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最近本屋さんで見た本ですが、「わたしの部屋には何もない」という本が気になっています。
インテリアや収納雑誌のコーナーに置いてあるのに何もないとはこれいかに?
シンプルなインテリアを目指す本かなあと手に取りました。
後ろのほうに写真が載っていますが、本当になにもない!
ちょっとびっくりするくらいのすっきりインテリアです。
だって壁掛け式のテレビとコタツがぽつーんとあるだけのリビングなんですよ。
ひとりでこの部屋にいたらさみしくなっちゃうかも、と思うくらい物がない部屋でした。
イラストを手掛けている作者のゆるりまいさんの手によるマンガも読みやすく、こんなにすっきりインテリアになるまでの変遷がとても面白いんです。
彼女が育った家は元々は物にあふれた汚家でした。
外ではバリバリ働く祖母、母ともに片づけが苦手な上に先祖代々の荷物が山のように積んであるだけという状態だったそうです。
そんな家をこつこつ片付けたまいさんですが、母や祖母の「捨てないで」攻撃に邪魔をされ、思ったようにきれいにできません。
何度も投げ出しては片付ける生活を繰り返していたとき、東日本大震災に見舞われます。
古い家は傾き、中は倒れた物でいっぱい。
必要な懐中電灯や非常食を探す事すら困難でした。
やっとアパートを借りたとき、本当に必要な物だけを持ち込もうと運んだ物は身の回りのわずかな荷物でした。
お母さんの「こんなに少ないの・・・」という呟きが気づきの一歩だと感じます。
そのときを支えてくれた彼と結婚し、今は新居に暮らすまいさんはインテリアを好きに変えても、物を処分してもいいという気持ちよさにに目覚めて、現在の何もない部屋にいきついたそうです。
小さい頃からの物との付き合い方が今のまいさんを生んだといえるのでしょうね。
物への執着から解き放たれる喜びがあふれているようなインテリアは尊敬します。・・・できませんが^^;
※ 姉から補足^^
書籍の名前は正確には「わたしのウチには、なんにもない。」ですね。
作者のゆるりまいさんのブログはこちら。
⇒ なにもないブログ
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